
試合結果
2026年9月26日
U-18女子サッカーリーグ2026関西 1部
京都精華学園 3-2 大阪学芸
(45分ハーフ)
得点:[京都精華学園]朝重咲楽(35分)、谷玲央梨(45分)、田口莉音愛(47分)/[大阪学芸]木下ふわり(50分)、久松来虹(90分)
U-18女子サッカーリーグ関西1部は9月26日、南津守さくら公園で京都精華学園と大阪学芸が対戦。京都精華が3-2で勝利した。4月の大阪偕星学園戦以来となる今季2勝目で、昨季から1部で戦うチームを相手に挙げた初めての白星である。
京都精華が技術と強度で主導権を引き寄せる
立ち上がりに好機をつかんだのは大阪学芸だった。右サイドバックの末永玲愛のドリブルなどで前進し、前半7分にはセンターバックの嵐穂稀のロングフィードに抜け出した丸山夢がGKと1対1に。シュートは左へ外れたが、この試合最初の決定機だった。
京都精華は相手の攻撃を受け止めながら、カウンターをうかがう入り。それでも時間がたつにつれ、ダブルボランチの朝重咲楽、米田衣織を中心にボールを持てるようになる。谷玲央梨や右サイドバックの禰宜田千夏のドリブルでも相手陣へ運び、主導権を握る時間を増やしていった。
足元の技術の高さには定評があったが、この日は球際や守備の強度も目を引いた。象徴的だったのが谷である。相手のパス回しに素早く寄せてボールを奪い、右サイドの深い位置まで持ち込んでCKを獲得する場面があった。トップ下で先発し、飲水タイム明けからはセンターフォワードとしてプレーしている。
前半35分、禰宜田のロングボールを右サイドに流れたFW飯干紗衣が運んで横パスを入れる。相手DFが触ったボールを朝重が収め、カットインから右足で先制点を奪った。前半45分には、内側に絞っていた左サイドバックの八田明奈が相手のパスをクリアし、そのままスペースへロングボール。このボールに反応した飯干が左サイド深くまで侵入し、マイナスの折り返しに走り込んだ谷が左足ダイレクトでネットを揺らした。
2分後の3点目は、高い位置での守備から生まれた。まず谷がサイドから中央へ猛然と寄せてボールを奪い、そのままペナルティエリアへ持ち込んでゴール前へ折り返す。これは大阪学芸にクリアされて前線の選手に収まったが、京都精華は2人で挟み込んで再び奪い返した。
ボールを奪ったのはセンターバックの田口莉音愛。山本さらら、飯干とつながる間にゴールへ向かって走り込み、飯干のラストパスに反応してペナルティエリアへ進入すると、右足で仕留めた。奪って終わりにせず、自らゴール前まで上がっての得点で、京都精華は先制から10分あまりで3-0とした。
交代策から大阪学芸が反撃

短時間で3失点し、試合の中で修正できなかったことは、大阪学芸にとって大きな反省点として残る。それでも前半42分に中盤の選手を入れ替え、後半開始からは久松来虹をセンターフォワードに投入。インサイドハーフの丸山と早坂優来を軸に、久松や右サイドから上がってくる末永との距離が良くなり、高い位置でボールを回せるようになった。
後半立ち上がり、京都精華のプレスを越えて右から前進すると、後半5分にはペナルティエリア右からのFKで1点を返す。早坂のキックを木下ふわりが頭でそらし、ゴールに吸い込まれた。その後も押し込む時間が続き、終盤は4-3-3から4-4-2へ移行。久松と木下を2トップに置き、前線の枚数を増やした。
反撃を引っ張ったのは久松だ。ボールを追い、収め、ゴールへ向かうプレーを繰り返し、後半34分にはペナルティエリアのすぐ外から自らシュート。後半45分には、末永が最終ラインの背後へ送った浮き球に反応し、スペースへ入り込んで押し込んだ。公式記録によると、後半のシュート数は両チームとも7本。選手交代を生かしながら、大阪学芸は後半に試合を立て直した。
京都精華が最後までリードを守る
後半の京都精華は、前線からプレスに出続けることが難しくなり、自陣で耐える時間が増えた。それでもゴール前では粘り強く守った。CK後のカウンターから久松にペナルティエリアへ持ち込まれた場面では、センターバックの伊坪優依が戻って進路を阻み、八田がもう一度アタックする。DFラインの2人でボールを取り切った。
飯干の守備も光った。大阪学芸が反撃に出ようとした場面で自陣まで戻り、ボールをキープして攻撃の芽を摘む。サイドへ流れ、中盤へ下がり、守備にも戻る。センターフォワードながら、広い範囲で攻守に関わり続けた。
後半の2失点は課題として残るが、最後の1点は許さず3-2で逃げ切った。約1週間前の皇后杯関西予選では準決勝まで進み、INAC神戸レオンチーナに敗れた京都精華。勝ち上がった流れを途切れさせず、昇格組として1部の舞台で勝ち点3を積み上げた。