
試合結果
2026年10月3日
U-18女子サッカーリーグ2026関西 1部
大阪偕星学園高校 0-0 INAC神戸レオンチーナ
(45分ハーフ)
U-18女子サッカーリーグ関西1部は10月3日、ナラディーアAで大阪偕星学園高校とINAC神戸レオンチーナが対戦。0-0で引き分けた。前半は大阪偕星が前線から積極的にプレスをかけ、自分たちから前に出る時間を作る。INACは時間の経過とともに攻撃の形を増やし、後半は相手陣内でプレーする時間を長くした。押し込まれた大阪偕星も、ラストパスや突破の段階で攻撃を止め、最後までゴールを許さなかった。
前から圧力をかけた大阪偕星 左サイドで立ちはだかった山根優芽
立ち上がりの大阪偕星は全体を押し上げ、4-2-3-1から小川真奈が前に出て2トップのような形を取った。INACのDFラインでのパス回しに圧力をかけ、簡単にはビルドアップさせない。高い位置で奪い、左右から前進する場面も作っている。
前半18分には、ボランチの松下織月が自陣左サイドのルーズボールを拾って小川へ。小川はドリブルで相手センターバックを振り切ってペナルティーエリアに入り、シュートまで持ち込んだ。守るだけでなく、素早い攻めでゴールに迫る時間もあった。
守備では、左サイドバックの山根優芽がINACの右サイドからの攻撃に対して1対1の強さを見せた。身体を入れて突破を止め、並走してスライディングでカットするなど、相手を簡単には前進させない。前半6分にはボランチの杉澤怜奈がカバーに入ってカットインを遅らせ、その間に戻った山根が奪った。味方と連携して前進を阻む場面も目立った。
攻撃の起点を増やしたINAC 池上さくら、沖口璃々花、青木唯奈の連係
INACは立ち上がり、横山絆海を使った右サイドからの攻撃が多かった。横山は縦への突破やカットインで前進し、ゴールライン際からの折り返しやクロスでチャンスを作る。
時間の経過とともに、攻撃は右サイドだけではなくなっていった。左サイドの池上さくらは、サイドで受けて内側へ運びながら味方と連携。インサイドハーフの沖口璃々花はドリブルで縦に運び、同じくインサイドハーフの青木唯奈はさまざまな位置に顔を出してボールを受ける。
前半12分には沖口の持ち運びを起点に池上、青木とつなぎ、ペナルティーエリア左まで攻め込んだ。最後は松下が身体を入れて触らせなかったが、右以外からも崩しにかかる形が見え始めていた。

後半はINACが押し込む展開に ラストパスの前で断ち切った大阪偕星
後半、INACは横山に代えて野村香帆を投入。野村が左に入り、池上が右へ移った。池上は右でも縦への突破だけでなく、内側へ運びながら沖口、青木と絡んでいく。
後半20分には右サイドバックの榑松すず香が攻め上がり、沖口と青木のワンツーで右を崩してクロス。逆サイドから走り込んだ野村がダイレクトでシュートしたが、枠を越えた。後半23分には池上が1対1から縦に仕掛けて右足でシュート。ゴール左隅を襲ったボールは、GK中嶋凜が弾き出した。その後も沖口がペナルティーエリア右側のスペースへパスを通し、味方の走り込みを使って崩そうとする。
押し込まれる時間が長くなった大阪偕星だが、ゴール前で跳ね返すだけではなかった。山根は相手のドリブルや動き出しについていき、後半33分にはペナルティーエリア右へ走る池上へのパスをインターセプト。後半26分には山根が池上についていき、中では松下がクロスをカットした。中嶋も前半から飛び出してクリアするなど、背後のスペースをケアしている。シュートを打たれる前の段階で攻撃を止める場面が、何度も見られた。
終盤まで続いたINACの攻勢、大阪偕星にも決勝点の好機
終盤の約10分間は、INACがほとんどの時間を大阪偕星陣内でプレーし、セカンドボールも拾って攻め続けた。それでも大阪偕星はDFラインを中心に集中を切らさず、パスや突破を止めていく。
大阪偕星にも好機はあった。途中出場の片山華凛は後半34分、素早い寄せからINACのアンカー・森川美優のボールを奪い、そのまま相手陣へ運んでカウンターにつなげる。後半アディショナルタイムには、ゴールキックを片山がヘディングで競り、右スペースへ走った中村亜美がゴール前へ折り返した。ニア付近のボールはGK岡本紗和がキャッチしたものの、触れれば決勝点という場面だった。
INACは右サイドの突破から始まり、サイドから内側への運び、インサイドハーフの持ち運びやペナルティーエリア右側へのパスと、攻撃の形を増やして最後までゴールを狙い続けた。大阪偕星は前半に自分たちから前に出る時間を作り、押し込まれた後半も最後まで崩れなかった。昇格チームの大阪偕星が、上位につけるINACを相手に無失点で勝点1を手にした。