セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18に所属する17歳の玉村海乃が、9月27日のクラシエカップで、WEリーグ公式戦初ゴールを挙げた。
リーグステージ第4節で、セレッソ大阪ヤンマーレディースはホームのYANMAR HANASAKA STADIUMに日テレ・東京ヴェルディベレーザを迎えた。試合は1-4で敗れたものの、後半36分から途中出場した玉村が後半43分に1点を返している。
途中出場から約7分で初ゴール
試合は序盤からベレーザがボールを握る展開。前半13分に北村菜々美、前半41分に式田和が決め、ベレーザが2点をリードして折り返した。
セレッソも後半3分、ペナルティエリア右に入ってきた高和芹夏がフリーでシュートを放つ。決定機だったが、枠をとらえきれない。後半33分には朝生珠実に3点目を奪われた。
その直後の後半36分、田子夏海に代わって玉村がピッチに入る。後半41分には猶本光のロングシュートで、ベレーザがリードを4点に広げた。
残り時間がわずかとなった終盤、玉村が一矢を報いる。
迎えた後半43分。セレッソは自陣から縦パスをつないで前進する。浅山茉緩のパスを受けた玉村は内側へ切り込み、ペナルティエリアに進入。得意の左足で放ったシュートが、ゴール左隅に決まった。
結果を求めてピッチに立った17歳
試合後、クラブ公式サイトに玉村のコメントが掲載された。ゴールが決まった瞬間については「気持ち良かったです(笑)」。短い言葉に、初ゴールの喜びがにじむ。
玉村の頭にあったのは、ゴールを決めることだった。ボールを受けたときの狙いを問われると、こう振り返っている。
「監督からも『シュートを決めて来い』と強く言われて入ったので、打つしかないという気持ちでした」
この試合に懸けていた思いも、本人は率直に語る。
「それまで試合にも出られなくて、結果も残せていなかったので、今日、試合に出て結果も残そうと思っていました」
得点を求められてピッチに立ち、4点差となった終盤に左足で結果を残した。
ガールズU-18からトップチームへの挑戦
玉村は2009年9月4日生まれ、大阪府出身。FC ALBA・酉島ツバサからセレッソ大阪ヤンマーガールズU-15を経て、U-18へ進んだ。
クラブは8月13日、ガールズU-18所属の9選手を育成組織TOP可選手としてWEリーグに登録したと発表した。育成組織に所属したまま、WEリーグ公式戦に出場できる登録である。玉村もその一人で、ガールズU-18に所属しながらトップチームの練習にも参加している。
松田岳夫監督は、相手のプレッシャーやチームのリズム、途中出場で試合の流れに乗れないことなどで、自分のプレーを出せない場面があると前置きしたうえで、こう述べた。
「今日の玉村に関しては、それを跳ね除けて、ああやって表現できたことはプラスです」
一方で、毎回そうやって流れを自分で引き寄せられるかは、まだまだだという。それができれば先発で出られる選手になっている、とも話した。
1点を取ったことは素晴らしいが、それに満足しないでほしいと付け加え、期待を寄せた。
「もっともっと上に行ける選手だと思っているので、継続して、あるいはもっと強い意識を持って取り組んで欲しいなと思います」
チームは1-4で敗れ、3連勝をかけたホームゲームを白星で飾ることはできなかった。その中で17歳が途中出場から決めた1点は、WEリーグ公式戦での最初のゴールとして記録に残る。
玉村は今後への思いをこう語る。
「これからももっとチームに貢献していきたい思いは強いです」
初ゴールを一つの節目に、トップチームでの挑戦は続いていく。
出典:
セレッソ大阪ヤンマーレディース公式サイト|9/27 東京NB戦 試合結果
セレッソ大阪アカデミー公式サイト|育成組織TOP可登録のお知らせ