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[東北高校選手権]途中出場の藤井璃子が延長戦で決勝点 聖和学園が専大北上との接戦を制す

2026年6月21日
第68回東北高等学校サッカー選手権大会 女子準決勝
聖和学園 1-0 専大北上(延長)
(35分ハーフ)
得点:[聖和学園]藤井璃子(延長前半7分)

東北高等学校サッカー選手権女子準決勝が6月21日、小真木原公園東多目的グラウンドで行われ、聖和学園と専大北上が対戦した。70分間では両チームともに得点を奪えず、試合は延長戦へともつれ込む。

均衡を破ったのは延長前半7分だった。右サイドで得たフリーキックを野﨑凜愛(3年)が送り、途中出場の藤井璃子(3年)がヘディングでしっかりと合わせる。ボールはGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、聖和学園が1-0で専大北上を下して決勝進出を決めた。

専大北上も前線からのプレスと中央を締める守備で聖和学園を苦しめ、長時間にわたって簡単には得点を許さなかった。

専大北上がプレスで聖和学園の前進を阻む

試合開始から主導権を握ったのは聖和学園だった。大橋歩実(3年)、折目蒼空(3年)、大黒ひなの(3年)、野﨑らが絡みながら、左サイドを起点に攻撃を組み立てる。

ただし、専大北上は劣勢の中で耐えていたわけではない。守備の要となったのが松岡杏奈(3年)だった。最終ライン近くまで下がり、5バックに近い形を作りながら中央を締める。聖和学園にボールを持たせつつ、前線から奪いどころを探る狙いを持って試合を進めていた。

金井望波(2年)や榎本りお(3年)がプレスからシュートまで持ち込む場面も生まれ、専大北上らしい守備からの形が随所に見える。攻撃面でも、柿本心彩(2年)の左サイド突破、松岡の配球、永島美智(2年)の競り合いを軸に、聖和学園ゴールへ何度も迫った。

聖和学園にとって前半最大の好機は34分に訪れる。折目がドリブルで相手をかわしてミドルシュートを放つが、ボールはクロスバーを叩いて外へ弾かれた。

序盤こそ聖和学園がチャンスを作る場面もあったが、その後は専大北上が主導する時間帯が長く続き、互いに決定機を作りながらも前半は0-0のまま終了する。

聖和学園が攻勢、専大北上は中央を固めて耐える

後半に入ると、聖和学園がボールを握る時間を大きく増やした。開始から佐藤愛心(1年)を投入し、右サイドにも攻撃の起点を加える。

後半11分には野﨑が左サイドから鋭いシュートを放ち、13分には折目がカットインからシュート。15分にも大橋がミドルシュートを狙うなど、短い時間で複数のフィニッシュを記録し、押し込む時間帯を作っていく。

大黒もシュートを狙い、複数の選手による連係やドリブルを絡めながら専大北上の中央攻略を図った。それでも専大北上は簡単には崩れない。中央に人数をかけ、身体を張った対応でゴールを守り抜く。

攻撃でも、途中出場の佐藤碧葉(2年)が右サイドの背後を狙い、永島の競り合いを起点にした反撃を見せた。

試合が動いたのは後半31分だった。聖和学園は山﨑美空(2年)、平沢杏(2年)、佐藤愛心を下げ、藤井、門間はな(3年)、福元蒼子(1年)を同時に投入する。前線の布陣を一新し、打開を図った。

70分間では両チームとも得点を奪えないまま、試合は延長戦へ入った。

聖和学園の背後を狙い、専大北上の反撃を担った佐藤碧葉

野﨑凜愛のFKに藤井璃子、延長戦で均衡を破る

延長戦に入っても、専大北上の守備は簡単には崩れなかった。

均衡が破れたのは延長前半7分である。聖和学園が右サイドでフリーキックを獲得すると、野﨑がゴール前へボールを送り、藤井がヘディングでしっかりと合わせた。シュートはGK高橋莉桜(3年)の頭上を越え、ゴールネットに吸い込まれる。

前半から専大北上が作り続けてきた守備の壁を、聖和学園はセットプレーから打ち破った。後半31分に投入された藤井が、10分あまりで結果を出したことになる。聖和学園にとって、この試合を通じて待ち望んだ先制点だった。

延長前半に決勝点を挙げ、スタッフとハイタッチを交わす聖和学園の藤井璃子

専大北上も最後まで同点ゴールに迫る

同点を狙う専大北上は、延長後半に入っても攻める姿勢を崩さなかった。佐藤碧葉を相手最終ラインの背後へ走らせ、反撃を狙う。

永島のスルーパスを受けた佐藤碧葉は、ペナルティーエリア右でボールをキープしてから折り返した。ゴール前にはニアに永島、ファーに柿本、さらに後方から内山実優(2年)も入り込み、あわや同点という場面を作った。

しかし、聖和学園も身体を張って守り抜く。鈴木梨子(3年)が身体を投げ出してボールを阻むと、こぼれたボールを大橋がクリア。GK田中玲(1年)もペナルティーエリアの外まで飛び出し、専大北上が狙う背後のスペースをたびたびカバーした。

終盤には逆に大橋が追加点に迫る場面も作ったが、スコアは動かない。専大北上は最後まで同点を狙い続けたが、聖和学園が1点を守り切り、延長の末に決勝進出を決めた。

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