
2026年6月20日
第67回東北高等学校サッカー選手権大会女子 1回戦
専大北上 1-0 山形明正
(35分ハーフ)
得点:[専大北上]永島美智(61分)
第67回東北高等学校サッカー選手権大会女子1回戦が6月20日、小真木原東多目的広場で行われ、専大北上が山形明正を1-0で下し、準決勝へ進んだ。
試合は立ち上がり、山形明正が左サイドから攻撃を仕掛ける時間帯が続く。専大北上は徐々に相手陣内でプレーする時間を増やしたが、山形明正はGK新田瑠衣香(3年)を中心とした守備で対応し、前半を無失点で折り返した。
均衡が破れたのは後半26分。松岡杏奈(3年)のコーナーキックに永島美智(2年)がヘディングで合わせ、この1点が決勝点となった。
山形明正が左サイドから攻勢 専大北上は序盤をしのぐ
試合は山形明正のキックオフから、左サイドを起点とした攻撃で幕を開けた。
前半3分、廖婕甯(リャオ・ジェニン、2年)が左サイドへ走り込み、左足で折り返す。専大北上がこれをクリアすると、山形明正は直後の4分にも長谷川杏(3年)がゴール前へボールを送った。
さらに廖から原彩乃(1年)を経由して長谷川が抜け出す場面を作る。判定はオフサイドとなったが、山形明正は立ち上がりから左サイドを中心にチャンスを重ねた。
専大北上は序盤、山形明正の攻勢をしのぐ時間が続く。その後は、金井望波(2年)のシュートをきっかけに流れを引き寄せていく。
前半8分、大きなクリアからこぼれ球を拾った金井がペナルティエリア左へ進入し、シュートを放つ。山形明正GK新田が飛び出してブロックしたが、専大北上はここから徐々に相手陣内でプレーする時間を増やした。
両サイドバックが高い位置へ 専大北上が攻撃の厚みを作る
専大北上は両サイドバックを高い位置に押し上げ、中盤との連係で攻撃に厚みを加えていく。
前半17分には、GK高橋莉桜(3年)が左足でサイドのスペースへフィード。山形明正のクリアボールを拾った永島が、左足でミドルシュートを放った。ボールはゴール左へそれる。
前半22分には中西乃愛(3年)が高い位置でボールを引き出し、内山実優(2年)が落として左サイドの永島へ展開。永島からボールを受けた柿本心彩(2年)がカットインし、右足でシュートまで持ち込んだが、新田がキャッチした。
前半27分にも、中西のパスから永島がシュートを放つ。専大北上は両サイドバックの攻撃参加とサイドチェンジを絡めながら、山形明正のゴールへ迫り続けた。

一方の山形明正は、新田の対応と守備陣のクリアで二次攻撃、三次攻撃にも耐えた。専大北上に押し込まれる時間が長くなる中でもゴールを割らせず、前半は0-0で終了する。
前線の守備から好機を重ね、松岡のCKを永島が仕留める
後半に入っても、専大北上は前線からの守備とセカンドボールの回収を起点に攻め続けた。
後半10分、柿本が相手の攻撃に出ようとしたところでうまく体を入れ、ボールを奪う。そこから金井、途中出場の櫻庭莉碧(3年)、松岡とつながり、金井の落としを受けた永島がペナルティエリア内へ侵入した。
永島は相手をかわし、GKもかわしてシュートに持ち込もうとしたが、山形明正DF浅岡幸那(3年)がゴール前へ戻り、寸前でボールをかき出した。専大北上にとって、この試合最大の決定機だった。
松岡は後半12分にも、左足で金井の走り込む先へ浮き球のパスを送る。山形明正DF石黒優莉奈(2年)にクリアされたが、松岡は左右両足からゴール前へボールを供給し、専大北上の攻撃を動かした。
均衡が破れたのは後半26分。専大北上が左コーナーキックを獲得し、松岡が右足でゴール前へ送る。両チームの選手が集まる中、永島がピッチ内へ戻るように動きながら頭で合わせ、ボールはゴールネットを揺らした。専大北上が待望の先制点を挙げる。
両サイドから反撃した山形明正 専大北上が1点を守り切る
先制を許しても、山形明正は引き下がらない。右サイドの川瀬七海(2年)、左サイドの浅岡を中心に、両サイドから反撃を試みる。
廖は前線に張るだけでなく、中盤まで下がってボールを受ける場面を増やした。相手のマークを受けながら右サイドのスペースへ展開するなど、攻撃に関わる位置を変えながらチームを前進させる。
後半30分には、川瀬が右サイドからクロスを送り、廖がヘディングで合わせた。後半35分にも浅岡が左サイドを駆け上がり、カットインからゴール前へクロスを送る。
専大北上は柿本、森愛心(3年)、久保田衣茉(2年)ら守備陣が、クロスを中心とした山形明正の攻撃に粘り強く対応した。終盤は守備に比重を置きながらも、ボールを奪った後にはカウンターを狙う形を残す。
山形明正の反撃を跳ね返した専大北上が1-0で勝利し、準決勝進出を決めた。