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[東北高校選手権]小松奈保が前後半に2得点 ノースアジア大明桜が好機を生かして初戦突破

2026年6月20日
東北高等学校サッカー選手権大会 1回戦
ノースアジア大明桜 3-0 八戸学院光星
(35分ハーフ)
得点:[明桜]加川璃夢(15分)、小松奈保(22分、70+2分)

第67回東北高等学校サッカー選手権1回戦が6月20日に行われ、ノースアジア大明桜(秋田)が八戸学院光星(青森)を3-0で下した。

前半15分に加川璃夢がPKを決めて先制すると、22分には小松奈保が追加点を挙げる。八戸学院光星も後半に配置を変更して攻勢を強めたが、明桜の守備陣が最後まで得点を許さなかった。終盤には再び小松がゴールを決め、シュート数に大差はなかったものの、明桜が決定力の差を結果に表す試合となった。

冨田琴心を起点に右サイドから前進

試合序盤、ノースアジア大明桜はインサイドハーフの冨田琴心(3年)を攻撃の起点にした。冨田にボールが集まるところから攻撃が始まる場面が多く、右サイドバックの畠山弥羽(3年)を高い位置へ押し上げながら前進を図る。右サイドの加川璃夢(3年)は突破だけでなく、内側に入って組み立てにも関わり、明桜の攻撃に厚みを加えていた。

一方の八戸学院光星も、ボランチの永坂夢羽(2年)を中心に組み立てを試みる。左サイドでは笠間祐伊(3年)が高い位置を取り、永坂との連携でリズムをつかもうとした。守備の局面では笠間や市川莉奈(2年)らがスライドして対応し、明桜のサイド攻撃を簡単には許さない。

やや優勢に試合を進めていた明桜が、前半15分に先制する。中沢優利(2年)が左サイドから送ったロングフィードに加川が反応すると、八戸学院光星の選手がペナルティエリア内で倒してしまい、PKの判定が下る。キッカーを務めた加川が自ら右足で沈めた。

小松奈保が追加点、明桜が好機を確実に生かす

前半22分、明桜はさらに追加点を奪う。ディフェンスラインから送られたロングフィードに小松奈保(3年)が右サイドで反応し、カットインからクロスを供給した。ボールは一度八戸学院光星の守備にクリアされるが、こぼれ球に加川が素早く反応し、上がってきた畠山へつなぐ。畠山が相手ディフェンスをかわして中へ折り返すと、走り込んだ小松が右足のダイレクトシュートで合わせ、2点目を決めた。飲水タイム明けに巡ってきた好機を、明桜は確実にゴールへ結びつけている。

その直後の前半30分、負傷した加川に代わって悪原柚菜(3年)がピッチに入った。ポジションはそのまま引き継がれ、明桜は同じ布陣で試合を進める。

2点を追う八戸学院光星は、前半終盤にディフェンスラインを押し上げて反撃を強めた。酒井心春(2年)や髙橋生禾(3年)が右サイドから積極的に仕掛け、永坂のミドルシュートや笠間のクロスなどで明桜ゴールに迫る場面を作る。それでもゴールを割ることはできず、明桜が2点をリードしたまま前半を終えた。

永坂夢羽を前線へ、八戸学院光星が配置変更

後半に入ると、八戸学院光星は布陣を変更する。前半にボランチを務めていた永坂をフォワードへ上げ、木村紗優(1年)を右サイド、酒井をボランチへ移した。ボールを持ってチャンスを作れる永坂をゴールに近い位置へ置き、得点を狙っていった。八戸学院光星はGK越後睦心(2年)からのロングボールや、左右からのクロスを使って早くゴール前へボールを運ぼうとした。

押し込まれる時間帯が続く中、明桜は佐藤蒼子(3年)、清野茉唯(2年)、中沢らがゴール前でボールをはね返し続け、大きな決定機を作らせなかった。

そんな流れの中、明桜にも好機が訪れる。後半16分、カウンターからスルーパスに抜け出した坂本華歩(1年)がGKとの1対1を迎えたが、越後がシュートを防ぎ、3点目を許さない。八戸学院光星にとっては、追撃のリズムを保つ上で大きな場面だった。

交代選手が背後を突き、小松奈保が試合を決める

後半16分、明桜は坂本と嘉藤心春(2年)に代えて、池谷華莉那(2年)と佐々木こころ(1年)を投入。池谷がセンターフォワード、佐々木が左サイドに入り、前がかりになった八戸学院光星の背後を突こうとした。池谷は長身を活かして前線でボールを収めながらドリブルでも前進し、佐々木も左サイドからカットインしてシュートまで持ち込んだ。池谷は一度ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定となる。

一方の八戸学院光星も、終了間際まで永坂や髙橋がシュートを狙い、最後まで反撃の姿勢を崩さなかった。

明桜が勝利を決定づけたのは後半35+2分だった。ロングボールを収めた池谷が、ゴール前でパスを要求する小松へつなぐと、小松は相手ディフェンダーを振り切ってさらに前へ進む。GKと1対1になった小松は、相手の股を抜くシュートでゴールネットを揺らす。明桜が3-0で八戸学院光星を下し、東北高校選手権1回戦を突破した。

この試合のシュート数は、ノースアジア大明桜が8本、八戸学院光星が6本と大きな差はなかった。それでも明桜は3得点を挙げ、八戸学院光星を無得点に抑えている。ゴール前での決定力の違いが、3-0という結果に表れた試合だった。

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