
2026年1月7日
第34回全日本高校女子サッカー選手権 準決勝
鹿島学園 0-3 神村学園
(45分ハーフ)
得点:[神村学園]原口鈴音(8分、18分)、山野蒼空(36分)
神村学園のFW原口鈴音(3年)は今大会で通算8ゴールを挙げ、得点女王に輝いた。チームの初戦となった2回戦(益田東)で5ゴールを挙げて固め打ちすると、3回戦(大阪学芸)では先制点をマーク。さらに1月7日の準決勝・鹿島学園戦でも2得点を挙げ、チームを12度目の決勝へ導いた。
「最初は前から行こうというのを全員で共有していたので、前からプレスをかけて相手のミスを誘って、そこからゴールを決められたのは良かったです」。
原口の言葉どおり、神村学園の先制点はチームで共有していた狙いをピッチで表現したゴールだった。前半8分、右サイドでMF池脇愛音(1年)がプレスをかけると、鹿島学園はGKへバックパスを選択。そこに素早く反応したのが原口だった。GKに寄せてボールを奪うと、戻ってきたDFも落ち着いてかわして右足でゴールに流し込んだ。
「相手のパスが弱いと思ったので、そこが狙いだと思ってプレッシャーかけました。キーパーの次のディフェンダーが間接視野で入ってきて、滑ってくると思ったので、かわしてシュートに行きました。相手のミスを突いて、そこからゴール決められてよかったです」と、原口はゴールの場面を振り返った。

序盤の先制点で試合の流れを引き寄せた神村学園は、前半18分にも原口が追加点を決める。このゴールは原口自身の仕掛けから生まれた。左サイドからカットインしたMF原田真心(3年)の縦パスに反応すると、ドリブルでペナルティーエリアへ侵入。ひとりかわしたところで次のDFに阻まれるが、こぼれ球を逃さず、右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。
「ドリブルで持ち込んだ時にやりきれなかったんですけど、絶対こぼれると思ったので、その予測がゴールにつながったと思います」と原口。いったんはボールを失いながらも、冷静に次のプレーを選択したことがゴールにつながった。
「3枚のディフェンスの両脇の背後を狙いながら崩していこうと全員で話していたので、そこを意識して攻撃しました」と原口は攻撃の狙いを明かす。原田のパスを受けたこの場面は、ペナルティーエリアの角付近のスペースを使った形で、チームとして共有していた狙いが表れたシーンだった。
「個人として得点王を狙っているんですけど、個人の結果よりもチームの方が大事。自分が点を決めてチームを勝利に導きたい」と原口。準決勝でもその言葉どおりの活躍を見せ、チームを決勝へ押し上げた。
