
2025年9月6日
皇后杯 JFA第47回全日本女子サッカー選手権大会 東北大会 1回戦
尚志高校 1-0 ノースアジア大学明桜高校
得点:[尚志]齋藤佳歩(25分)
皇后杯 JFA第47回全日本女子サッカー選手権大会東北大会が9月6日、山形県総合運動公園で開幕。ノースアジア大学明桜高校(秋田県代表)は尚志高校(東北リーグ3位)との初戦に臨み、0-1で敗れた。内容では互角以上。しかしあと一歩のところで、ゴールが遠かった。
東北女子サッカーリーグ2部で首位を走る明桜。TOPリーグ(1部)昇格をめざす勢いそのままに皇后杯へ臨んだ。東北の舞台では聖和学園(東北リーグ1位)や尚志といった強豪との対戦を重ね、経験を積んできた。今大会では、東北新人戦3位決定戦で1-2と敗れた尚志との再戦となった。
★★★
明桜は序盤から集中した入りを見せた。守備ブロックを保ちながら相手の攻撃をしのぎ、ボールを奪うと素早く前線へつなぐ。相手のビルドアップには積極的にプレスをかけ、攻守にアグレッシブな姿勢を見せた。
しかし前半25分、尚志のFW齋藤佳歩がサイドからの折り返しを決められ、先制点を奪われた。それでも明桜の集中は途切れない。失点直後の27分にはFW中山晴楠が裏へ抜け出してネットを揺らすが、判定はオフサイド。さらに37分には右サイドの崩しからMF加川璃夢がペナルティーエリア内に侵入する。GKとの1対1を迎えたが、尚志GK飯干璃音のセーブに阻まれた。
後半も流れをつかんだのは明桜だった。後半8分、MF櫻田奈々がループ気味のシュートを放つ。GK飯干が手を伸ばした手は届かなかったが、クロスバーを直撃する。後半43分にはFW池谷華莉那のスルーパスから中山がフリーで抜け出す。この試合最大の決定機だったが、ここもGK飯干が体を張ってセーブ。攻め続けた明桜だったが、ゴールは最後までこじ開けられなかった。
公式記録によると、シュート数は尚志19本、明桜17本。数字が示す通りの拮抗した一戦だったが、チャンスを決め切ることができるか・できないか。この差が勝負の分かれ目となった。決定力が勝敗を分けたとはいえ、2部首位としての成長と手応えを確かに感じさせる90分となった。
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