［インターハイ］2回戦｜DFを置き去り！大商学園DF近藤花、完璧な裏抜けから3点目を演出

2025年7月31日
U18女子サッカーリーグ関西, ニュース・コラム, リーグ所属チーム・選手のニュース
インターハイ2025, 大商学園高校, 近藤花

2025年7月31日
令和7年度全国高等学校総合体育大会 2回戦
鹿島学園 2-3 大商学園
得点：［鹿島学園］大林亜未（16分）、田口結菜（65分）、［大商学園］佐藤ももサロワンウエキ（12分、55分）、上村真生子（50分）

巨大地震による津波警報の影響で延期されていたインターハイ女子サッカー2回戦が7月31日に行われた。大商学園（近畿①／大阪）は、⽇鋼室蘭スポーツパーク（⼊江運動公園陸上競技場）で鹿島学園（関東①／茨城）と対戦。3-2で勝利を収めた。

大商学園は12分にFW佐藤ももサロワンウエキ（3年）のゴールでリードするが、16分に同点ゴールを奪われる。1-1で折り返した後半、50分にMF上村真生子（2年）のゴールで勝ち越すと、その5分後にこの試合屈指のゴールが生まれた。

左サイドでボールを持ったDF近藤花（3年）が、センターバックの牧野生成（3年）にボールを預ける。牧野が左足を振り抜くと、鋭く速いボールが相手最終ラインの裏へ飛んでいく。一瞬、勢い余ってラインを割るかと思われたそのボールに、近藤が猛スピードで反応。いとも簡単に追いつくと、左足ダイレクトで折り返す。これを受け取った佐藤が左足でゴールに叩き込んだ。

鹿島学園の反撃を1点に抑えた大商学園が逃げ切りに成功。このゴールが決勝点となり、接戦をものにした。

近藤は右サイドバックとして先発。後半開始から左へ回った。これは左SBを務めていた中野梨緒（3年）を一列前に上げる布陣変更によるもの。両サイドを遜色なくこなす近藤の柔軟性が、勝負どころでチームの流れを引き寄せた。