2025年5月6日（日）
令和7年度 第14回神奈川県高等学校総合体育大会女子サッカー大会 決勝
湘南学院 2(1PK3)2 桐蔭学園
得点：［湘南学院］髙村芹奈（17分、55分）、［神戸弘陵］松山莉子（38分）、松澤実来（65分）
チームを敗戦の危機から救い、勝利をたぐり寄せたのは、背番号10の一撃だった。
5月6日に行われた神奈川県高校総体決勝戦。桐蔭学園は2-2からの延長・PK戦の末に湘南学院を下し、創部8年目で初優勝を飾った（試合は35分ハーフ）。
試合は1点ビハインドで前半を折り返した桐蔭学園が、後半開始直後の38分にMF松山莉子（3年）のゴールで追いつく。しかし54分、ふたたび湘南学院にリードを許す苦しい流れとなった。
タイムアップが刻一刻と迫るなか迎えた65分、桐蔭学園に大きなチャンスが訪れる。右サイドからのロングフィードが相手GKをすり抜け、ゴール前にこぼれる。そこに詰めていたのが、FW松澤実来（3年）。迷いなく左足を振り抜き、同点弾を叩き込んだ。
センターフォワードとしてピッチに立った松澤は、中央にとどまらず左右に動いてボールを引き出し、前線の起点として機能。後方からの攻撃参加を引き出す役割も果たした。PK戦でも3人目のキッカーとして冷静に決め、同点ゴールとあわせて勝利に欠かせない働きを見せている。
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