[東北リーグ]加川璃夢が同点弾|ノースアジア大明桜、あと1点届かず1部昇格は持ち越し

東北女子サッカーリーグ 1部プレーオフ(2025.11.24)

2025年11月24日
東北女子サッカーリーグ 1部プレーオフ
仙台大明成高校 1-1 ノースアジア大明桜高校
得点:[明成]菅井輝(15分)、[明桜]加川璃夢(60分)

11月24日、東北女子サッカーリーグ1部の残留・昇格をかけたプレーオフが白百合学園中学・高等学校グラウンドで行われた。2部を制したノースアジア大明桜は、1部8位の仙台大明成と対戦した。

1点を追う展開の中で、サイドで反撃の流れをつくっていたのがFW加川璃夢だった。

明桜は立ち上がりから相手陣内へ積極的にボールを運び、明成を自陣に押し込んでいく。前半12分には左サイドから中山晴楠、冨田琴心、永井幸菜とつなぎ、右のスペースへ展開。走り込んだ加川がカットインから左足を振り抜いたが、ゴール左すみを狙ったシュートはわずかに枠を捉えられない。

その直後のことだった。前半15分、自陣でのGKへのバックパスを仙台大明成に奪われ、先にリードを許してしまう。引き分けなら明成の残留が決まるレギュレーションの中で、明桜は逆転昇格のために2点が必要な状況になった。その後もFW永井を起点にサイドから崩しにかかるが、明成のゴールをこじ開けることはできない。

待望の得点が生まれたのは後半15分。明桜は相手を左サイドに寄せてから、中山がサイドチェンジのパスを送る。そのボールに加川が走り込み、ペナルティエリアに入ったところで右足を振り抜く。シュートはゴールネットへ吸い込まれ、明桜が試合を振り出しに戻した。

昇格まではあと1点。明桜は選手を入れ替えながら攻め続けたが、足を攣らせる選手も出てきて思うように攻撃できない時間が増えていく。それでもゴールをめざし続けたが、スコアは動かず1-1のままタイムアップ。1部昇格は来シーズン以降に持ち越しとなった。

加川は2年生ながら今シーズンのリーグ戦全14試合に出場。スピードを生かした縦への仕掛けや相手を見て運ぶドリブルで存在感を発揮してきた。得点は4ゴールと多くはないものの、明桜の2部優勝を支えた選手のひとりであることは間違いない。

圧巻のゴールを写真で振り返る

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